10月も下旬となり風が一気に冷たくなりましたね。
さて今回はPt1000リングの修理を承りました。
結婚指輪として購入され長年愛用されていたそうですが、
本来綺麗に見えているはずのダイヤモンドが埋もれてしまった状態でした。
どのように石留されていたのか不明でしたが、
購入された時のパンフレットを持込いただいたので、そちらを参考にしながら、
隠れてしまったダイヤモンドの周りをタガネで削り元に戻していきました。
こちらはダイヤモンドがモース硬度10となっているためできる方法です。
モース硬度とは硬度を測る基準で、ダイヤモンドはこの硬度10の中で唯一分類されます。
また、付けたままの生活だったそうなので、リングがやや変形しておりました。
Pt1000は通常よりも柔らかいため変形しやすいため、画像のような状態になったと考えられます。
リングを整形しダイヤモンドが見えるようになった後に、
磨き直しをしたことで購入当時の輝きを取り戻すことができました。
T様、この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
文責 椛島
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