10月も中旬となりました。

様々なところで、ハロウィンを目にすることが多くなりました。

この時期に合わせて、ハロウィンにちなんだ映画を鑑賞するのも良いですね。

さて、今回はバングル修理のご紹介です。

埼玉県より幾何学模様バングルのひび割れとサイズ調整のご依頼をいただきました。

Before ↓修理前

幾何学調の細かい模様が彫刻されたバングルです。

一見すると問題ないように見えるバングルですが

裏面を見ると亀裂が入っているのが確認できます。

ひび割れ部分は銀で埋めて修理することができますが

同じことを繰り返さない為には、原因を見直す必要があります。

バングルのひび割れ、折れの原因は

着脱時に開口部を広げたり縮めたりを

繰り繰り返すことによる金属疲労です。

広げたり縮めたりしながら使用するということは

ご自身のサイズに合っていないサインです。

このまま修理をしても同じよな着脱方法で使用すると

同じ箇所に亀裂が入り、最終的には折れてしまいます。

そのため、バングルの曲面と開口部をご自身の手首周りの長さに合わせる

サイズ調整も同時に行うよう提案いたしました。

ご自宅で手首サイズを測っていただき、

ひび割れとサイズ調整が完了したバングルがこちら。

After ↓修理後

裏面から銀で埋める、ロウ埋めにて修理し綺麗に研磨することで

修理跡が気にならない状態にすることができました。

修理に伴い、バングル全体の磨き直しもいたしております。

サイズ調整は開口部の両端を一部カットし、形を整えて

お客様の手首サイズ147mmに合わせて調整いたしました。

サイズ調整に伴い、バングル本体の形も整えて修理完了となります。

埼玉県よりインターネット検索で当店を見つけていただき

大切なバングル修理をお任せくださり大変光栄に思います。

K様、この度はご遠方よりご依頼いただきまして誠にありがとうございました。

文責 椛島

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