2月に入り暦の上では春となりましたが

まだまだ寒い日が続いております。暖かい春が待ち遠しいですね。

さて、早速ですがファクトリーエデンでご依頼いただいた

一風変わったリフォーム事例をご紹介いたします。

今回のリフォーム内容は、シルバー製印台リングの漢の部分(印影)を

別の漢字へ変更したいとのご要望でした。

印台リングと聞くと皆さまどのようなものを想像しますか?

「印台(いんだい)リング」とは、リングの上の部分が平らになっている指輪のことです。

昔ヨーロッパで印鑑と同じような身分証明のツールとして使われていたものだったそうで

当時の貴族や王族は印を押しやすい小指に印台リングを着ける人が多かったそうです。

印台リングは世界共通のリングデザインであり

英語ではシグネットリング(Signet Ring)と呼ばれます。

シグネットリングとは印鑑、捺印などの意味であり印章や紋章、漢字を彫刻し、署名に使用されていました。

このように、歴史が深く様々な意味合いを持つ印台リングですが、この指輪が持つ意味は時を経て大きく変化しました。

もとは所有者の権威や権力を象徴する身分証のようなものでしたが

今はそういった意味を持たずファッションアイテムの一つとして支持され

印台の刻印もブランドのロゴやシンプルなアイコンが多く

よりユニバーサルなデザインのものが増えてきました。

さらに、印台に刻印のない印台リングも多く存在し

そのデザインのシンプルさから様々なコーディネートに合わせることができるため

トレンドとして多くの人に受け入れられています。

<Before>

今回は元々当店にてお作りさせていただいた印台リング

一旦削り落として別の漢字に彫刻し直す加工です。

<After>

元の指輪は、印台の部分に十分な厚みを持たせて制作していたため彫り直しが可能でした。

印影を変更するにあたって厚みが足りず彫り直しが出来ない場合、

新たな印影を彫った地金をロー付けすることで対応することもできます。

今回の印台リングのリフォーム後も、シグネットリングらしく

しっかりと捺印できるように仕上がっております。

普段身に着けているアクセサリーにもそれぞれ歴史があり様々な意味合いが込められています。

現在皆さまが身に着けられているアクセサリー・ジュエリーにも

祈りや想いが込められてたり、付けることで安心感が生まれたり

身に着けるだけで自信をつけてくれる役割があったりと欠かせないモノであると思います。

そういった意味や歴史を知ることでより一層愛着を持って身に着けられると思います。

A様今回はリフォームをご依頼いただきありがとうございました。

文責 吉村

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