11月も中盤に差し掛かり、街の樹々もより一層色づいてきました。
今回ご紹介するのは、使用により変形してしまったリングの歪み直しや切れ修理です。
長期的な着脱や使用中の衝撃により、リングが変形してしまうことが多々あります。
それだけではなく、指の大きさが変わってしまいリングのサイズが合わなくなったことで
リングを切断し、身に着けられなくなることもありますが、当店ではそういった身に着けられないリングの修理も承っております。
こちらのリングは、外れなくなった指輪のアームをきれいに切断できず歪んでしまい、
切断面もまるでちぎったかの様になってしまっていました。
元々リングサイズが指に合わなくなっていたため、ゆがみ直しに加えてサイズ直しを承りました。
まずは歪み直しを行い、お持ちいただいたリングの正確なサイズを測ります。
正円に戻す段階でも、金属疲労によりアームがより折れやすくなってしまうため、歪みを直していくのはとても繊細な作業です。
次に切れた所を整え、サイズを調整していきます。
今回はサイズを1号アップさせました。
ロー付け面がわからないように整えたら最後に全体を綺麗に磨き直します。
小物にぶつけた際の小さな凹み傷や擦り傷を一つ残らず綺麗に研磨し、新品同様の仕上がりに。
N様、この度はご依頼いただきましてありがとうございました。
文責 山口
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