今回ご紹介するのは、お母様の還暦祝いとして贈りたいとご依頼下さったオリジナルペンダントです。
ご姉弟でご来店くださり、細かく打ち合わせをさせていただきました。
ご家族それぞれの誕生石を入れたデザインにしたいとご相談いただき
アメジスト、エメラルド、ムーンストーン、ルビー、ペリドット、シトリンをお入れいたしました。
11月の誕生石はブルートパーズとシトリンの２種類が有名なのですが、
どちらを選ばれるか悩まれている際、「ブルートパーズみたいな穏やかな色ではなくシトリンの明るい色が似合う」と、
誕生石一つ取ってもご家族のイメージに合うようにと考えられている姿が大変印象的でした。
シトリンは黄色が持つ輝く太陽のようなカラーイメージ通り
持ち主にポジティブなパワーを与え、心を明るくするエネルギーを持つといわれています。
ご家族がどんな方かお話を聞きながら、確かにシトリンが似合うお方だなと思ったのを覚えています。
もともと、細いプレート状に誕生石を並べたデザインをご検討いただいておりましたが、
さりげなく身に着けることができる小ぶりなものが良いとのことでしたので、
打ち合わせを重ねながら、チェーンに沿ったU字状のペンダントトップを気に入っていただきました。
還暦とはその名の通り、「元の暦に還る」の意味です。
「元の暦」というのは、「自分が生まれた年の干支（えと）」のこと。
つまり「還暦＝自分が生まれた年の干支に還る」を表します。
「十二支」はみなさんご存知かと思いますが、「十干」はなかなか聞きませんよね。
「十干」とは、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」
あまりなじみがないですが、元々は数を数える言葉なのだそうです。
このふたつの組み合わせを「十干十二支」と呼び「干支」と呼んでいます。
その組み合わせが60通りある為、一巡する60歳が還暦とされるわけですね。
ご家族の長寿を祝う大切な日。そのお祝いとしてペンダントをお作り出来たこと、大変うれしく思います。
K様、この度はご依頼いただきましてありがとうございました。
文責 山口
佐賀市多布施2-15-1
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